sanaritxt’s blog

思考をぽつぽつ置いておくところです。

第六回文フリ大阪に参加します

こんばんは。

今回も文フリ大阪に参加することになりました。前回、昨年の参加はごく僅かな時間でしたが、たくさんの方にお越しいただけたこと、親しくお話いただけたこと、とても嬉しく思っています。

その後も感想をいただくことができ、とても嬉しく思っています。ありがとうございます。

また、私が不在時にブースを守ってくださった、文学サークル花と魚さまに、改めて御礼申し上げます。

 

さて、今回はフルタイムの参加ですので、のんびり過ごそうと思っています。

今回ご用意したのは小説、長編含む短編再録ありの一冊、新刊『残像オフィス』です。

品切れになっておりました、短編集『平行線別離』の一部も増補再録しています。

用法 「別れの前後に服用」

 

以降、本文構成は、

1.ブース位置のご案内と頒布時間

2.書影と短編再録、長編のご説明

3.テーマのご案内

4.目次など

をいたします。よろしくお願いいたします。

 

内容をざっとご確認いただくには、4.からお読みいただければと思います。

 

1.ブース位置のご案内

場所は’A-14’ 左手奥の壁を背にしています。フロアの中心を貫く通路の近くです。

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左側ですね。

 

2.書影と短編再録、長編のご説明

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『残像オフィス』は長編のタイトルです。
サブタイトル『平行線別離』とあるのは、ご好評いただき品切れとなりました『平行線別離』から、増補改訂版として短編を再録したためです。
以前大阪で出した『平行線別離』は、2018年春に販売したバージョンとは異なります。
この「春版」で短編『給水塔の空』の量がほぼ倍増しました。
今回収録する短編は春版を改訂したものになります。

書籍販売価格は¥600です。昨年のバージョンをお持ちの方は、お見せいただくか、わかるようにお伝えください。半額でお渡しさせてください。

 

今回、長編の内容は、『平行線別離』にボーナスシナリオとして収録していた長編『残像』の導入部分を、更に続けて記したものです。

3.テーマのご案内

別れとその後をテーマとしていることは、以前と変わりありません。

再録短編

『木陰の告白』

ある語り手が、とある人物の別れ際を目にしてつい声をかけるが……その語り手とは。

『給水塔の空』

家庭の事情、学校の状況。行き場のない二人が選んだ居場所とは、そして……

『紅造花世界』

路地裏を旅するある人物がふと立ち寄った、夢と現実の狭間の世界。真実はどちらに

 以上3編は性別記載がありません。お好きに想像を当てはめてお読みください。

長編

離職長編小説『残像オフィス』

田舎から都会へ出て就職し、小さな個人事務所で働いてい弓山寿。事務所長と付き合いながらも、それを鼻にかけないように、精力的に仕事をこなしてきた。とはいえ同僚と壁を作っていたことも否定できない。このままの日常が続くはずだったが、所長が新しい恋人を作ったことで、事態は一変する。

仕事を辞めて、田舎に帰ることになった弓山は、引き継ぎと通常業務に追われ、未来も見えず疲弊する。ここで初めて、今まであまり交流のなかった同僚達との間で……

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4.目次と、おすすめポイント、感想

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今回「別れの前後に服用」ということで、人と人の関係や、人と世界の関係などについてのお話を一冊にしました。
前半の短編は、高く評価していただくこともあり、非常にありがたく思っています。

後半に収録した『残像オフィス』は、一人称で記すことで没入感を高め、読者にそのまま、主人公の五感を流し込み、読書体験が実体験であるかのように錯覚していただけるようにして記しました。

結果、いただいた感想は、「読み始めたら抜けられない」「長くて文章が詰まっているのに一気に読めてしまう」「本当にあなたが書いたのか、別の女性が書いたのではないか」など、お伝えいただくことが多々あります。

なお、長編に関しましては、ちょうどよいところで終わっていて、私はもう力尽きているのですが、続きを書くよう強く言われることがあり、そのこと、たいへんにありがたく思っております。なぜなら、あたかも主人公が実在の存在かのように、続きがあるように思っていただけているからです。

長くなりましたが、当日ブースでお待ちしております。
書籍と私は切り離してお考えいただき、内容気に入っていただければ、ほんとうになによりも嬉しいです。