第二十六回文フリ東京に参加します
こんにちは。
前回、文フリ秋では、ブースまで遊びにきてくださり、誠にありがとうございました。たくさんの方にお手にとっていただき、たいへんに嬉しく思いました。感想もありがとうございます。
わたくしが不在の時間にいらしてくださった方もおられたとのことで、すみません。ぜひお会いしたく思いました。
また、売り子さんとしてお手伝いくださった方にも、大変感謝しております。
みなさま今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
さて、5月6日(日)開催の文フリ東京に参加します。
本文構成は、
1.ブース位置のご案内と頒布時間
2.書影と再販内容のご説明
3.テーマのご案内
4.目次など、触りのご紹介
となっております。よろしくお願いいたします。
内容をざっとご確認いただくには、4.からお読みいただければと思います。
1.ブース位置のご案内
場所は’B-36’ 1Fの右手際奥あたりにあります。奥まで行けばいる、と思ってください。
昼過ぎからの頒布を予定しております。
売り子さんの募集もしております。お知り合いの方でお時間問題ない方おられましたらご一報ください!
2.書影と再販内容のご案内
今回頒布する書籍は昨年頒布した短編小説集「平行線別離」の「改稿・再販版」です。
文庫サイズになります。
昨年の頒布では、「別れ」と「その後も生きていくこと」をテーマにした短編集として、大変ご好評いただきました。ありがとうございます!
今回改稿により、トータルで80ページとなりました。厚みが増しており、そんなに薄くない本になっています。そのぶん価格があがってしまいました……。
今回も、多くの方に頒布したく思いますが、数はあまりありません。
また、初版を大切にしてくださっている方を、とても大切に思っております。ですので初版をお持ちの方は、当ブースにお越しの際に、その旨ご遠慮なくお伝えください。嬉しくおもうとともに、本書を差額にてお渡しさせていただきたく思います。
また、今回も委託書籍がございます!
文フリ大阪で人気の文学サークル「花と魚」さまより「惣治郎」「ミツユメ」ぞれぞれが揃います!
東京では手に入れることのできない貴重な書籍です。この機会にぜひどうぞ。
3.テーマのご案内
本書のテーマ「別れ」
別れもざまざまあります。人間関係や世界認識などバラエティ豊かです。わたしたちは常に繰り返されるこのことに、どのように向き合っていくのでしょうか。あるいは馴染んでいくのでしょうか。このことを、いくつかの短編小説として記しました。
ジャンルは純文学ですが、主体やテーマごとに文体を変えてありますので、意外にバラエティ豊かです。そこに現れる世界は、現実寄りであったり幻想寄りであったり、エンタメ寄りであったりするかも知れません。切ない話もあれば、不思議な話もあります。もしかしたら怖い話もあるかも知れません。苛烈な職場の実情も入れました。お好みのお話が見つかりますよう願っています。
また、書籍という形である意味として、購入後にお手元に置いていただけることを思い制作しました。私もこれまで、著者の姿や温もりは知らずとも、手元にその書籍があることで勇気付けられた書籍があります。
本書がそのような本として、今後どなたかのお手元に、大事にあることができるのならば幸いです。
4.目次とそれぞれのタイトル、内容のご案内
「目次」
タイトルから内容を想像するのも楽しいですね。
「まえがきは」(第二版・初版それぞれあります)飛ばせます。
このように。
全面的に改稿した経緯が書いてあります。また、本書のもっとも元となった300字ショートショートからの変更点、その際に考えたことなど書いた気がします。300字は楽しい企画ですね。都合があって、現在参加しておりませんが、未発表原稿はあります。
「文字や文章についての雑感」
本ブログに掲載した同タイトルを、収録用に改稿してあります。初版とあまり変わらないかと思います。
「木陰の告白」
「給水塔の空」
今回、細部をひたすら書き込みました。300字ショートショートから短編への変更(初版)から、完全な短編への変更です。できるだけ、必要なことは書き込んでいく、不足している情報を補っていきました。
今回の変更は、この元になるショートショートが、「とても好きな話」とお伝えいただいたことをモチベーションに行いました。大事にしてくださった方のお心のなかにある物語を大切にするためにも、丹念に情感豊かに解凍しました。おたのしみください!
「消えないほくろ」
安らぎの記憶とともに残る痛み、鎖骨の下にあるほくろ。なにごともなく過ぎていく日々と、窓にうつる仮面のような自分の表情。依存することや信じることへの心のゆらぎを記しています。不思議なお話かな……。
「紅造花世界」
旅先で迷い込んだ異空間。古くから物語のテーマになりますね。現代を舞台に書き起こしています。文章量を増やすよりはすっきりと終わらせる方向がよいと思い、その形で仕上げました。ですので増加したのは1ページほどです。
「残像オフィス」
前回予告なしにボーナスシナリオとして入れておいた、長編小説用の序章です。本書収録にあたり、「別れ」をテーマに再構成してあります。元から長編として書いているので文字が詰まっておりますが、主観のままほとんど途切れず流れる文章は視線や感覚を追体験させる要素が強いようです。そのため、全編通してですが、非常に読みやすいというお声をいただいております。
淡々と続く職場で限界を超えた状況を書きました。「ぐっときた」という感想をいただいております。今回細かい修正をしました。私が書いたとは思えない、というお声も、褒め言葉としていただいております。ありがとうございます。辛い話ですが、読むと暮らしの糧になるかも知れません。
今回ご紹介はここまで。
お読みいただきありがとうございました。
次回から、短編一部抜き出し試読を掲載いたします。
それでは、当日午後から、B-36にてお待ちしております!
もともと人が少ない純文エリアです。お気軽に遊びにきてくださいね!