sanaritxt’s blog

思考をぽつぽつ置いておくところです。

文フリ大阪ありがとうございました!

大変遅くなりました。文フリ大阪では、私のサークルブースにお越しいただき誠にありがとうございました。
イベント当日、到着が大幅に遅れたため、お待ちいただいていた方には大変ご迷惑をおかけいたしました。にも関わらずお越しいただき、とても感謝しております。また、時間の関係上、今回機会がなかった方もおられるかと思います。申し訳なく、とても残念に思っております。


平時であれば、イベント会場へは前日入りしております。ところがこの度は大型の台風により交通機関が麻痺していたため、そのようにすることができませんでした。天候によっては欠席もあり得ましたが、当日朝になり交通機関が復旧していたため、現地へ向かうことができました。そのため、到着が遅れた次第です。私が会場に入ることができたのは、15時頃、すこし過ぎていたかと思います。


結果、催事中ほとんどの時間不在にしておりましたので、今回頒布した小説『平行線別離』を欲しいと思って下さる方の中には、実際にお手に取っていただくことができない方もいらしたかと思います。申し訳ございません。
またいつか、機会があればぜひ、ご覧いただきたく思います。望んで下さる方のお手元に届くことを願っております。できることなら、大事にしていただけますよう願っております。
現在状態の良さそうな在庫がわずかに2冊ございます。次回参加予定のイベントは、文フリ東京・秋です。恐らくは持っていけます。
また、本書は大阪のカフェ『デュ・フルール』さまに少部数置いていただいております。お近くの方はご覧いただければ嬉しいです。食事の前後やティータイムに、楽しみながら試読してみてくださいね。他にも同人小説を置かれている、ゆっくりと過ごせるお店です。どうぞお気軽にお尋ねください。

さて、今回のイベント当日、私が不在の間、ブースを見守って下さったのは文学サークル「花と魚」様です。現地へ向かう間も大変心強く、きめ細やかなご対応をいただいておりました。とても感謝しております。「花と魚」様の書かれる小説は、心にしみるとても良いものです。一度手にとってお読みいただきたく思います。

当日のこと。

大阪に向かうまでの間、長距離バスに揺られながら、当ブログでイベント出展の紹介記事を書きました。そこそこの乗り物酔いを自覚して、アップロードした後に薄く長く断続的に眠りました。
大阪到着後、台風一過の空の下、気温の緩やかに上がるなか、電車の乗り継ぎを重ねながら会場へ向かいました。この移動中は主に、webカタログのチェックを行なっておりました。イベントの会場にどんな面白い本や、興味のある本があるのか、毎回このチェックはとても楽しいものです。また、今回はツイッターを見ている時間もありましたので、ご交流いただいているサークル様の、現地での状況もわかり、到着が益々楽しみになりました。

本来14時に会場入りする予定が超過し、駅の階段や道路などひたすら走りましたが、会場入りしたのは15時手前、あるいは過ぎていたかも知れないです。開場時間から参加されている方にとっては、ちょっと眠りの時間、あるいは遅い食事の時間、あるいはそろそろ撤収しようか、という時間です。一般来場者の方にとっても、帰宅して夕食、あるいはどこかで本を読み、街を楽しんでから帰るとなると、丁度良い時間かも知れません。
即売会で、長く不在にしていたブースというのは周囲に圧されるか、放置されたままで、ともすれば荒れた感じが出ます。今までイベントでそんなブースを見るにつけ、悲しい気持ちを抱くことがありました。今回、私のブースは「花と魚」様が随時見守って下さり、しん、として綺麗な状態が保たれておりました。豪華で美しい張り紙に、不在時のご案内を記していただいており、嬉しく思いました。ありがとうございました。
また、不在にしていてもブース前まで足を運んで下さるどなたかがいらしたように見受けられ、その度に、ブースに力が注がれていたのだと感じました。ありがとうございます。


設営を完了したのは16時頃だったかと思います。お越しいただいた方から見れば、私のブースは15時から1時間、常に設営中の状態だったかと思います。大変失礼いたしました。それでも喜んで頂けて、とても嬉しく思いました。今回、とても多くの方にお越しいただいたようです。大変嬉しく思っています。良い記憶としてずっと残しておきます。
と、ともに、みなさまにお越しいただいたことが、自分のことと思えず、戸惑い、驚いています。今まで私のブースにはあまり人が来ることがありませんでした。ですので、お話がきちんとできていたかどうか。お話しをお伺いできていたかどうか。大丈夫でしたでしょうか。
混み合っていてお話できない方や、試読やお買い上げいただけない方もいらしたとのことで、大変申し訳なく思います。今後気をつけて参ります。

即売会は交流の場、ということの意味が、ようやく少しわかったように思います。
「給水塔の空」が好き、という感想もいただけました。報われた瞬間です。ありがとうございます。お心にずっと、良い記憶として残る話が作れればと思います。語彙が……すみません。とても嬉しいです。
差し入れもいただきました。こちらも語彙が……とても嬉しいです。

次回以降があるとすれば、私のブースはまた、閑散としていると思います。
前回大阪に出展した際は、私はじっと本を読んでいて、人がいらしたことに気が付かない状態だったようです。
どのような状態であれ、基本温和にしていることに変わりはありませんので、今後機会がございましたら、どうぞお気軽に遊びにいらしてください。

欲しかった書籍の買い出しに関しまして、今回予定していた全てのブースを回ることができず、ご挨拶に伺う予定の方やお取り置きいただいた方をお待たせしてしまいました。撤収間際でお忙しいなか、柔軟に対応してくださり、感謝しております。お迎えいただいたことを思い返し、購入させていただいた本を、大事に読ませていただきます。
私が忙しいことを察してくださり、ブースまで書籍をお持ちくださったりと、たくさんのお心遣いをいただきました。

小説『平行線別離』の取り留めもない序文に書きましたが、私はスケジュールを組む才能が欠場しているからか、あるいは努力がたりないのだと思いますが、創作をしている時間が確保できないでおります。発想すらまとめている時間が取れず、6月頃から文芸活動をを止めようと思い始めました。
理由といたしましては、それよりも大事なものがあるから止める、ではなくて、ただ楽になりたいから、という側面もあったと思います。

今回の出展は、書くこと、創ることについて改めて自覚する場になりました。
創作活動をすることについて、あるいはしないことについて、考え方は人それぞれです。書いているからすごい、とか、書かないからだめだとか、楽をしているからいけない、とか、私はそういうことは思いません。ジャンルの上下もありません。人それぞれだと思います。
私の理想は、自分にとって何をすることが向いていて、何に楽しみを見出しているのかを知り、そして、何をすることが、自分にとっても人にとっても幸せであるのかを思いながら、実際に行動して、滞りなく実生活を続けていくことです。ですがこれらのことを、全て満たすことはできません。無理です。私は、何かを作る際にはとにかく頭を切り替えていかないと対応できず、切り替えには時間がかかり、そのための時間の捻出も難しい状態です。でも、この無理を続けることが、まだ少しはできそうだな、って、ぎりぎりのところで思っています。可能にする方法は見えています。恐らくはもっと、インプットを増やせば、そのぶん何かを作ろうとして切り替えるときに、そのきっかけとなる着想が出てきやすくなる筈です。こうして物事に取り掛かるときの、時間のロスを減らしていこうとしています。
ただし、本来は、切り替えているという意識すら不要なはずなんです。暮らしそのもの、人そのもの、自分そのものを、言語や造形の枠のなかに収めようとするときに生じる障壁を限りなく低くしていくことが理想です。

 

お越しいただき、喜んでいただけたことで、読み、書き、創るための力をいただくことができました。
イベントは毎回二度とない機会ですが、今後もご交流いただけますよう願っております。

ありがとうございました。みなさまお元気でいてください。